草木染めシャツを長持ちさせる洗い方
草木染めの服は「色落ちする」と聞いて、扱いを難しく感じる方が多いようです。でも、草木染めの色の変化は欠点ではありません。洗うたびに少しずつ変わっていく色を、着用の記録として楽しむのが草木染めとの付き合い方です。
草木染めの色がなぜ変わるのか
草木染めは化学染料と違い、繊維に色素を定着させる力が弱い染め方です。柿渋や藍などの天然染料は、洗濯のたびに少量ずつ色素が抜けていきます。これは素材の性質であり、避けることはできません。
ただし、正しい洗い方をすれば、色の変化をゆっくりコントロールできます。最初の数回の洗濯で大きく色が変わり、その後は安定してくることが多いです。
家庭での洗い方の手順
洗濯機を使う場合は、必ず単独で洗ってください。他の衣類に色が移ることがあります。水温は30度以下、洗濯機のデリケートコースまたは手洗いコースを使用します。洗剤は中性洗剤を少量。蛍光増白剤入りの洗剤は色を変化させるため避けてください。
手洗いの場合は、30度以下のぬるま湯に中性洗剤を溶かし、シャツを軽く押し洗いします。こすったり、強く絞ったりしないこと。すすぎは二回、最後に軽く押して水を切り、形を整えてから陰干しします。
藍染めと柿渋染めの違い
藍染めは洗うたびに少しずつ明るくなっていきます。深い紺色が、数年かけて淡い水色に変わっていく過程を楽しめます。日光に当たることでも色が変化するため、干す場所は陰干しが基本です。
柿渋染めは逆に、日光に当たることで色が深まる性質があります。染めたばかりは明るい茶色ですが、着用と洗濯を繰り返すうちに落ち着いた深い色になります。どちらも、変化の過程が着用の記録になります。
草木染めのシャツをお買い上げの方で、洗い方に迷ったときは、メールまたはお電話でご連絡ください。購入後のケアについてもお答えします。色の変化の度合いは、染料や生地、洗い方によって異なります。この記事の内容が、すべての商品に当てはまるわけではありません。